大学生において最も心配なことの一つと言えば単位履修についてのことかと思います。
特に大学に入学したばかりの新入生は単位をどのように取得すれば良いか分からない方も多いと思います。
そこで今回は現役大学生である私が、理想的な単位の取り方を紹介していきます。
是非これを参考に、あなたなりの大学4年間の履修計画を立ててみてください。
また単位を落とさないためにも下記の記事を一緒に読むと良いと思います。
ちなみに私は現役の大学生です。
大学卒業に必要な単位は:120~130単位
大学卒業に必要な単位は大学によって多少の差はありますが、基本的に120~130単位あれば大学を卒業できます。(私の大学は126単位です)
また、大学には履修上限が定められていることがほとんどです。
この履修上限は大学によってまちまちですが、大体20~30単位になります。(私の大学は1・2年が24単位、3・4年が22単位です)
ですので、単位履修は履修上限を考慮しながら計画的にしていく必要があります。
大学生の理想的な単位取得スケジュール【3年で取り切る】
ここでは、私が通っている国立大学文系の一般的な単位取得の理想的なスケジュールを紹介します。
通っている大学によって履修上限単位などに多少の違いがありますが、基本的な単位取得の流れはどこの大学も変わらないので参考になると思います。
大学3年の前期までは履修上限までしっかり単位を取得
→残った単位を3年の後期で取り切る
→大学4年ではゼミと卒論だけになる
大学1年生:48単位(前期24単位+後期24単位)
大学1年生では、前期後期ともに単位を履修上限フルで取りましょう。
1年生では、一般教養科目や英語・第2言語などの必修科目を落とさないことが重要です。
必修科目によっては落としただけで留年になる科目もあるので。
1年生のうちに、大学の授業にしっかりと出席する習慣を身に付けておきましょう。
※時間割はあくまで一例です。
大学2年生:48単位(前期24単位+後期24単位)
大学2年生でも1年生の時と同様、前期後期ともに単位を履修上限フルで取りましょう。
2年生は1年の時のように大学への新鮮さがなくなるので、大学をサボりがちになりますが何とか頑張りましょう。
ここでサボると後の大学生活に響きます。
大学3年生:30単位(前期22単位+後期8単位)
大学3年生の内に卒業必要単位を取得し終えましょう。
理想は履修上限の22単位を前期に取り、残りを後期に取り切るといった形になります。(私の大学は3年以降履修上限が24から22単位になります)
3年からは就活やゼミが始まるので、授業数はなるべく抑えたいところです。
また、3年になると授業の専門性が高まり単位取得が難しくなります。
大学4年生:(ゼミと卒論のみ)
大学4年生では、単位が残すところゼミと卒論のみになるのが一般的です。
授業がないので、思う存分就活・ゼミ・卒論に時間を回すことが出来ます。
また自分の時間が多く作れるので新たなことに挑戦したりすると良いと思います。
何故大学生は単位を3年生までに取り切る必要があるのか
就活で忙しくなる
大学3年の後期、早い人だと夏休み辺りから就活がスタートします。
特に最近では就活の早期化が進んでいるので、就活時期は年々前倒しになることが予想できます。
そんな就活で忙しい時期に授業も沢山取って両立するのはかなり骨が折れます。
就活は想像以上に大変です。
自己分析・業界研究・インターン・企業説明会・面接など、やることが非常に多いです。
特に地方大生は上京するとなると体力的にも金銭的にも負担がかかります。
忙しい就活に集中できるように、単位は出来るだけ取り終えていたいところです。
ゼミ・卒論で忙しくなる
3年生になると大抵の大学ではゼミに所属することになります。(1部の大学は任意制ですが)
ゼミは少人数で行う密度の濃い授業です。
大変なゼミだと毎週パワポを用意して発表したりすることもザラにあります。
今まで受けてきた授業と異なり圧倒的にタスクの量が増えるので、他の授業の量は抑えたいところです。
また4年生になると卒論作成に多くの時間を取られます。
この時点で多くの授業を履修している状況ですと、「卒論作成締め切りへのプレッシャー」と「単位を落とせないプレッシャー」の2重苦で精神的にやられますので注意しましょう。
「1単位も落とせない」はプレッシャー
4年生の後期で未だに卒業要件を満たしていないのは予想以上にプレッシャーになります。
大きな怪我をする、大病を患う、大事な試験の日に寝坊する、レポートの期限を間違えて提出できない、など万が一ということがあり得ます。
特に、常に留年の危機が付きまとっている状況は滅茶滅茶ストレスです。
精神的余裕がないと日々の生活にも支障をきたしかねません。
大学の単位落としても再履修すれば良いって考えは捨てるべき
単位を落とす癖がつく
大学で一度単位を落とすと単位を落とす癖がついてしまいます。
人間一度怠け癖が付くと、なかなか治らないものですよね。
「来季に再履修すればいいや」と言って単位を落とすと、それがズルズル先送りされ気づけば4年生になっていた、なんて状況にもなりかねません。
特に大学の授業は年次を重ねる毎に単位取得が難しくなります。
純粋に単位を再履修するのは大変です。
下級生と一緒は純粋に辛い
単位を再履修するとなると当然同期ではなく下級生と一緒に授業を受けることになります。
これが純粋に辛いです。
特にディベートなどをする授業ではコミュニケーションを取らないといけないので、余計に大変です。
授業に参加するのが憂鬱過ぎて、再び単位を落とすなんてことにもなりかねません。
ノート見せてくれる知り合いがいなくなる
再履修となると当然知り合いが一緒に授業を受けることはなくなります。
大学の単位履修において知り合いがいなくなるのは大きなディスアドバンテージになります。
単位を落とすような人は、なるべく効率的に単位を取りたいと思っている方がほとんどです。
そういった人にとって知り合いがおらず情報が入ってこないのは、単位取得のハードルが格段に上がることを意味します。
このような状況ですので、最悪再び単位を落とす、といったことにもなりかねません。
まとめ【大学生はフル単で3年で単位を取り切る】
大学生は常にフル単を目指し、単位を3年生の内に取り切ってしまうのが理想的な履修スケジュールになります。
単位を落とせば落とすだけ、後の大学生活が単位取得に追われるだけの苦しいものになってしまいます。
大学生ともなれば、サークルや遊びなど色々やりたいことはあるかと思います。
が、それを優先した結果単位を落としても結局やらなければならないことが後回しになったに過ぎません。
どうせ単位を取らないと卒業することは出来ませんので、是非計画的に単位の履修を進めてください。